伝統工芸
長い歴史を誇る京都には、長年培われた職人の技が今に伝えられています。主な伝統産業は次のとおりです。
西陣織
平安時代の織部司を起源とする、豪華な絹織物として全国にその名を馳せています。

京友禅
江戸中期、宮崎友禅斎によって始められ、花鳥風月などの複雑な模様と多彩な色彩を駆使した染物です。

京象嵌(ぞうがん)
地金に縦横の細かい布目の溝を彫り、金・銀・銅などを打ち込んでいく、繊細な美しさが特徴です。

京焼・清水焼
京都でつくられる陶器の総称。高度な技術にもとづいた、華麗で雅やかな陶芸品です。

京扇子・京団扇
平安時代初期からつくられはじめ、茶道、香道、舞踊などの文化とともに発展した工芸品です。

京人形
故事にちなんだ浮世人形、雛人形、五月人形、御所人形、市松人形など、多くの種類が作られています。

京漆器
平安時代の宮廷の漆器生産にはじまる京漆器は、貴族好みの瀟洒な仕上がりとなっています。

京石工芸品
比叡山麓、白川の里から良質な花崗岩が産出し、また鋭い美意識を持った茶道文化の影響を受けたこともあって、非常に洗練された石工芸技術が育まれました。
京繍
約1200年前にさかのぼる平安京建都の際、繍仏をはじめ貴族の装束や武具を飾る刺繍技術の技術者が集められ、京繍が生まれたと伝えられています。
京指物
平安時代の宮廷文化にはじまり、社寺、茶道文化へと、洗練された世界を対象に発展しました。
京表具
古くから芸術や宗教の中心地であった京都が育んだ、豪快さと繊細さを兼ね備えた独特の工芸品です。
京仏壇・京仏具
各宗派の寺院の集中する京都ならではの産業で、繊細なつくりの中に仏教文化がかいま見えます。
京組紐
平安時代初期を起源として、武具飾り、羽織の紐や帯締めなど、時代の移り変わりとともに発展してきた工芸品です。
京黒紋付染
京黒紋付染は、明治以降ヨーロッパの染色技術や化学染料の導入によって発展し、深みのある黒色が特色です。
京の味覚
長きにわたる歴史と創意工夫にあふれる京料理。和菓子や漬物、銘酒など、特産品も広く知られているものばかりです。
京菓子
古くから御所への献上品や神社仏閣の行事、お茶席などに重用された、創意工夫にあふれる和菓子です。

京漬物
千枚漬、しば漬など、地元産の京野菜をベースに、日本の食卓を彩ってきました。

伏見の酒
豊臣秀吉によって伏見城が築城されてからは、次第に良質の地下水と酒づくりに適した気候風土に恵まれた伏見の地が、今に続く酒造銘醸地となりました。

