京都迎賓館

京都迎賓館
京都迎賓館は和風のおもてなしで国公賓等を接遇するため、王朝文化の香りが今も残る京都御苑内に建設されました。平成17年の開館以来、海外の要人を魅了しておりますが、平成28年7月から通年で公開されています。建設にあたっては、大工(数寄屋)、左官、建具、畳、庭園など11種の伝統技能の技が使われ、調度品についても西陣織、漆、蒔絵、京指物(きょうさしもの)など14種の技が活用されており、我が国屈指の伝統技能の粋が現代に結集した、他に類を見ない施設です。
当財団では、開館以来、京都迎賓館に活かされた京都ならではの伝統技能やおもてなしの文化を、広く発信するための迎賓館に関連した事業の支援を、京都府・京都市・京都商工会議所をはじめとするオール京都で行っています。
(1)外国賓客のもてなし
年間を通じて京都迎賓館を訪れる外国賓客に対し、京都ならではの「和のもてなし」を体感していただき、「庭屋一如」(庭と建物の調和がとれて一体になるようなさま)にこめられた現代和風の「しつらえ」とともに、世界に向けた京都文化の発信に努めています。
(2)参観支援・啓発関連
①講演会など文化発信事業
迎賓館に活かされた伝統技能や匠の技、そして京都ならではのおもてなしについて、広く周知することを目的に「京都迎賓館シンポジウム」を開催しています。
②一般公開の支援
京都迎賓館の通年公開に併せ、参観PRポスター・チラシの作成と配布、同館ゆかりの「オリジナル記念品」を企画・製作し、館内で販売しています。また京都観光情報の提供など、来館者の満足度を増すための取り組みを実施しています。